行頭文字が日本語(htmlタグや記法マーカー以外の場合)その行は、段落とみなし、htmlエレメントpを使ってhtmlドキュメントにします。
普通に文章を記述していただければ、段落に変換します。
一般的なwikiなどの記法との相違点は、改行数に依存しないところです。
wikiなどで、段落の生成は、改行を2回使うと段落を閉じ、改行1回の時には、brエレメントで段落内改行を行うという方法が主流です。
非常にシンプルな方法で、入力の効率もいいのですが、1枚のhtmlドキュメントを、書き換え更新したりする場合には、編集点がどこにあるのか、発見しにくいなどということもあります。
このようなことから、
行頭に、記法マーカーやhtmlの<タグが存在ある場合、そこまでがひとつの段落になります。(brエレメントで改行します)空白行があっても、空白は無視します。
空白行を自由において置けるので、編集する時、原稿が読みやすくなります。
を使うことによって、段落を終了させることが出来ます。行末においた場合は、そのまま</p>で閉じます。
行頭では<br /></p>で閉じます。
行内にインラインタグがあるときインラインタグの処理は、このようになります。
行内にインラインタグがあるとき<span>インラインタグ</span>の処理は、このようになります。¶
段落タグが適用されない場合がありますから、タグが行頭にくるように記述してください。
行内にブロックタグがあるとき<p>ブロックタグ</p>の処理は、このように表示します。¶
行内にブロックタグがあるとき
div
の処理は、このように表示します
行内にブロックタグがあるとき<p>ブロックタグ</p>の処理は、このように表示します。
野口雨情
ある村に、お杉とお紺と云ふ仲の悪い二人の
ある晩方、つひ見たことのない、七八つ位のお
姉のお杉 妹のお紺
仲が悪くば 山の神様の
と、山の方を指さし指さし
お母さんは、不思議に思つて、庭に出て行きますと、お芥子坊主は裏の橋を渡つて逃げて行つてしまひました。
お芥子坊主は、その次の晩方も、次の次の晩方も、同じやうに庭へ来て謡ひました。お母さんが出て行くと、いつも橋を渡つて逃げてゆくのでした。
お母さんは、山の神様をおたづねして行けと云ふ意味の唄だと知りました。ある日、二人の姉妹をつれて山の神様をたづねて山へまゐりました。
一番高い山の上まで行きますと、山の神様は、木の根へ腰をかけて、長い真白な髭を撫でながらおゐでになりました。
お母さんと二人の
『かしこまりました』と椋鳥は、二人の姉妹に白い布で目隠しをして、大(おほき)な椋の木の空洞(うつろ)の前へつれてゆきました。
『この中に一本道があるから、何んにも考へずに、真直に歩いて行くんだよ』と二人の姉妹を空洞の中へいれて入口の戸をガチンと締めてしまひました。
二人は、真暗い空洞の中の一本道を椋鳥に云はれたやうに歩いて行きました。もう一里も来たと思ふ頃、そつと目隠しをとつて見ますと、そこは広い広い野原でありました。野原の中には、自分と同じ歳位の子供がそつちにもこつちにも立つてをりました。
姉のお杉は、一人の子供に、
『今日は』と云ひましたが、その子供は、石地蔵さんのやうに黙つてをりました。聞えないのか知らと、
『今日は、今日は』と大(おほき)な声で続けざまに幾度も云ひましたが、やつぱり黙つて返事をしませんでした。今度は一人一人、
『今日は、今日は。』
『遊びませう、遊びませう。』
と云つて歩きましたが、誰一人相手になつてくれてがありませんでした。
妹のお紺も、
『今日は、今日は。』
『遊ばせて下さい。』と云って歩きましたが、皆な聞えない振りをして、後を向いてしまひました。
仲の悪い二人の姉妹(きやうだい)は、ひとりぼつちになつて、ぽかんとして見てをりますと、向ふの丘の上に、大勢の子供達が手をとり合つて楽しさうに遊んでをりました。
姉のお杉は、そこへ行つて仲間に入れて貰はうと、丘の下までゆきました。妹のお紺も、一緒に遊ばせて貰はうと、丘の下までゆきましたが、二人は足がすくんで、いくら一生懸命になつても、丘の上へあがれませんでした。
姉と生れて 妹となつて
仲が悪くて 椋鳥(むくどり)さんに
暗い一本道 送られました
ここは仲よい 姉妹ばかり
仲が悪くば のぼられませぬ
足がすくんで のぼられませぬ
と、丘の上で、大勢の子供が謡(うた)ふ唄が聞えました。二人の姉妹(きやうだい)は、急に悲しくなつて、わツと地べたへ泣き伏してしまひました。
すると、椋鳥(むくどり)が飛んで来て、
『かうすればあがれるんだよ。』
と二人の手を握らせてくれました。二人は不思議にも楽々と丘の上へあがることが出来ました。
いつも楽しく 遊びたければ
姉と妹と 仲よくなされ
と、お杉とお紺の手をとつて、丘の上の子供達は謡(うた)[#ルビの「うた」は底本では「むく」]つてくれました。椋鳥もうれしさうに、
『いいかい、忘れてはいけないよ』
と二人の姉妹に、また白い布の目隠しをして、元来た暗い空洞(うつろ)の一本道を山の神様のところへつれて戻りました。
山の神様は、
『それで結構結構。』
とおつしやつて、大層およろこびになられました。
二人は生れかはつたやうに、ほんたうの仲のよい姉妹になつて、お母さんと三人で、椋鳥におくられて、お家(うち)へ帰つて来ました。