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盗まれた手紙

THE spanURLOINED LETTERエドガー・アラン・ポー Edgar Allan spanoe佐々木直次郎訳

(叡智にとりてあまりに鋭敏すぎるほど忌むべきはなし)

このhtmlドキュメントについて、説明

 パリで、一八――年の秋のある風の吹きすさぶ晩、暗くなって間もなく、私は友人C・オーギュスト・デュパンと一緒に、郭外(フォーブール)サン・ジェルマンのデュノー街三十三番地四階にある彼の小さな裏向きの図書室、つまり書斎で、黙想と海泡石(かいほうせき)のパイプとの二重の快楽にふけっていた。

少なくとも一時間というものは、我々は深い沈黙をつづけていた。

そして誰かがひょっと見たら、二人とも、部屋じゅうに濛々(もうもう)と立ちこめた煙草のけむりがくるくると渦巻くのに、すっかり心を奪われているように見えたかもしれない。

しかし、私自身は、その晩の早いころ我々の話題になっていたある題目のことを、心のなかで考えていたのだった。

というのは、あのモルグ街の事件と、マリー・ロジェエ殺しの怪事件のことなのである。

だから、部屋の扉が開いて、我々の古馴染(ふるなじみ)のパリの警視総監G――氏(2)が入ってきたとき、私にはそれがなにか暗合のように思われたのであった。

 我々は心から彼を歓迎した。

この男には軽蔑(けいべつ)したいところもあるが面白いところもあったし、それに我々はここ数年間、彼に会わなかったからである。

二人はそれまで暗いところに坐っていたので、デュパンはすぐランプをつけようとして立ち上がったが、G――がある非常に困っている公務について、我々に相談に、というよりも私の友の意見をききに来たのだというと、デュパンはそのままふたたび腰を下ろした。

「もしなにかよく考える必要のあることなら、暗闇のなかで考えたほうがいいでしょう」と彼は灯心に火をつけるのをよして、言った。

「また君の奇妙な考えですな」と総監が言った。

このドキュメントは、背景画像1枚だけで、リキッドレイアウト(ブラウザのサイズを変更したときに、ドキュメントがブラウザサイズに追従して表示するレイアウトの方法)を実現するためのサンプルです。

通常のhtmlのマークアップの仕方と明らかに異なる点は、背景の画像を、スタイル属性で background-image で指定するのではなく、imgタグを使っている点です。

通常のマークアップを行った場合は、背景画像は、拡縮することはありません。

img タグと z-index を指定した、トリッキーなレイアウトです。

見た目上は、何とか目標を達成しているかのように見えます。また、htmllintも通過します。

しかし、このトリッキーなレイアウトを作ってみると、問題があることに気づきます。

たとえば、スタイルを適用しないで閲覧しようとするユーザーがいた場合、

このドキュメントは、画面全体に画像が表示される、へんてこなドキュメントになってしまいます。

このレイアウトは、ちょっとしたチャレンジで作ったもので、完璧じゃないということをご理解ください。

2007/08/17

ミショニポー

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