Gutenberg プロジェクトのフェーズ2が始まっています。
次の、Twentytwentyoneテーマは、従来型のテーマで開発されているようなので、すぐに変更になるわけではありませんが、FSEテーマは、WordPressのテーマを大きく変化させる可能性があります。
emulsion-addons 1.4.9 プラグインの設定を変更しました。
admin-menu に FSE-ON FSE-OFF に加えて、FSE-Transitional を追加しました。
FSE-ONは、Gutenberg FSEの機能だけを表示し、FSE-Transitionalは、FSEテンプレートをテーマのメインエリアに埋め込んで表示します。
FSE-ONでは、サイドバーが非表示となります。FSE-Transitionalでは、サイドバーウィジェットがセットされている場合は、表示されます。
管理画面のウィジェットの設定は、Gutenbergがアクティブな場合、FSEに置き換えられていますが、これは既存テーマのサイドバーに表示されるので、サイドバーウィジェットの設定を確認する場合は、FSE-Transitionalで確認できます。
emulsion 1.6.4で、block-template-parts, block-template ホルダーを追加しました。
これらのホルダーの中には、実験用のFSEテンプレートが含まれています。
FSEテーマの実験をする場合、block-template/experimental-index.html をindex.htmlに変更すると、FSEの実験ができるようになります。
FSEの実験には、Gutenberg プラグイン、emulsion-addons プラグインが必要となりますので、あらかじめアクティベートしてください。
準備ができると、アドミンバーに、以下のようなメニューが表示されます。

FSE-OFF
このリンクをクリックすると、FSEテーマではなく通常のemulsionテーマとして表示されるようになります。
同時に、カスタマイザーのメニューなども表示されます。
FSE-ON
FSEテンプレートが、テーマにある場合は、FSEテンプレートがない場合には、テーマのテンプレートで表示します。
どちらのテンプレートを使用しているかは、’being displayed in FSE Template’ , ‘being display in Theme Template’の表示を確認してください。
カスタマイザーなどのメニューは、非表示となり、代わりにサイトエディターメニューが表示されます。
FSEテーマの最大の特徴は、従来テーマのPHPテンプレートシステムを新しい、HTMLテンプレートに置き換える点にあります。
この機能を追加した目的
FSE-ON,FSE-OFFを切り替えることで、カスタマイザー、ウィジェット、サイトエディター等のメニューも切り替わります。
また現在のテンプレートシステムを利用したプラグインで表示がどのように変化するか、確認することができます。(例えば、bbpressプラグイン等は、現時点では、コンテンツを表示できなくなります。)
しかし一方で、サイトエディターが有効になると、投稿アーカイブを表示しているホームページに、エディタから簡単にコンテンツを表示できたり、複数のクエリーブロックのページングができるなど、WordPressは、より簡単にカスタマイズができるようになることを、実際に試すことができます。
これから何が起きようとしているのか、今何が起きているのかを具体的に知ることができることは、これから自分のサイトにどちらのテーマシステムを適用するべきかの、重要なヒントになると思いました。
FSEテーマは、実験機能ですが、未来を想像できるということは、WordPressでWEBサイトを運営する人たちにとって、意味があると思います。