emulsion theme ver 2.6.9

2023 / 4月中旬 公開予定

重要な変更

カスタマイザーのテーマスキーム FSE Transitional を削除します。

FSE Transitionalモードは、PHPテンプレートの中に、ブロックを埋め込み「主に、クラッシックテーマのサイドバー等」古い設定を使用可能にするものでした。

emulsion テーマではすでに「エディタ」でサイドバーの配置が可能になり、サイドバーには、自由にブロックや、クラッシクサイドバーエリアを追加できるようになり、必要性がなくなったため、カスタマイザーのメニューから外しました。

何らかの理由で、 FSE Transitional が必要な場合は、以下のフィルターを使う事ができます。 (emulsion 3.0.0)

add_filter('theme_mod_emulsion_editor_support', function(){ return 'transitional';});

この関連で、ヘッダーテンプレート、フッターテンプレートをHTMLテンプレートを使うか、PHPテンプレートを使うかの選択肢も必要なくなりましたので、この機能も併せて、削除します。

フィルターの削除

add_filter( 'render_block', 'emulsion_relate_posts_when_addons_inactive', 10, 2 );

フィルターの必要性がなくなったため

add_filter( 'render_block_core/post-title', 'emulsion_accesible_post_title_link_control', 10, 2 );

このフィルタは、バグを誘発するために削除します。

個別投稿ページの投稿タイトルは、リンク付きであるべきではないという理由で設置されたフィルタでしたが、投稿内に、クエリー(例えば最近の投稿一覧)を使用したブロックがあるような場合、それらに使用される投稿タイトルのリンクも削除されるといったバグがありました。代替えとしてCSSを使用してリンクの動作を停止させることにしました。

add_filter( 'render_block_core/site-title', 'emulsion_accesible_site_title_link_control', 10, 2 );

投稿タイトルと同様の理由で、削除します。

テンプレートの変更

テンプレートのクエリーを、従来の wp:template-part でテンプレートをインポートする方法から、クエリーを直書きする方法に改めました。

クエリーを wp:template-part でインポートする方法では、テンプレートをエディタで変更した場合に変更が他のテンプレートにも影響が及ぶため
変更が目的のテンプレート以外に影響が出ないようにするため改めました。

ブロックテーマとPHPテンプレートの互換性

emulsion テーマをフレッシュインストールした場合ブロックテーマとして機能しますが、fse-compatible-classic-template ホルダには、サンプルのブロックテーマと互換性を考慮したPHPテンプレートが同梱されています。

これらのテンプレートは、スタイルバリエーションを変更したような場合、ブロックテンプレートと同様の配色になるように設定されるように設定を行います。

また、emulsion-addons プラグインを使用して(テーマschema クラッシック設定で)色の詳細をセットしている場合には、テーマschema fseでも fse-compatible-classic-template内のPHPテンプレートは、クラッシック設定での色を引き継いで表示します。

emulsion 2.6.9 で追加予定の機能

グループブロックのMIN-HEIGHT (最小高さ) をサポート

追加CSSクラス centered を追加すると、縦方向中央揃えもできます。

グループブロックのブロックサイズをサポート

サイトアイコンと、サイトタイトルを並べようとした場合など、個別にCSSを追加したりする必要があり、意外にハードルが高い作業でした。

ノーコードで以下のような表示ができるようになります。